会社を辞めてフリーランスになった理由 私はなぜ約8年勤めた会社を辞めてフリーランスになったのか。 まずはその理由から書いていこうと思います。 その1:自分の人生に対してもっと責任を持ちたかった
一番の理由はこれです。
会社員でいる限り、どんなに会社に不平・不満があったとしても、会社から守られていることに変わりはありません。守られていると、どうしてもそこに甘えが生まれます。
私はこの状況がとにかくイヤでした。
納得しないまま人の言う通りに動いたとして、その結果どうなろうが、誰も責任をとってくれません。
そうではなく、自分で選択して、結果がどうなっても、自分でその結果を正面から受け止める。
何をやるか。
何に時間を使うか。
何にお金を使うか。
決めるのも、責任を負うのも自分。
私の場合、これを実現するには会社員のままでは難しいと思ったので、会社を辞めました。
その2:将来の不安と向き合う覚悟
私が勤めていた会社は下請け会社でしたので、会社の将来性に不安がありました。
もちろん、フリーランスは会社員に比べて不安定。
それでも、会社の中にいて不安だ不安だと騒ぐより、私はその不安から逃げずに正面から向き合いたいという気持ちが強かった。
会社にいても、フリーランスでも、将来はどうなるかわかりません。
それだったら、自分で自分の道を決められるフリーランスのほうが断然いい、というのが私の考えです。
その3:会社から評価されるようになった
会社員時代の私は、とにかくやる気がありませんでした。
新人時代に配属されたプロジェクトは経験できることが少なく、2年目の頃からずっと他業種への転職を考えていました。やさぐれてる感じ。
なので、会社からの評価は当然低い。
それでも、どうせ辞めるつもりだったので全く気にしてませんでした。
30歳を過ぎると、会社はリーダー的な役割を求めてきます。
33歳のときにチームリーダーを任されることになったときの私の気持ちは、「リーダーやマネジメントの仕事はどの業種でも大切だから頑張ろう」というものでした。
いちメンバーのときとは気持ちを変えて仕事に取り組んだ結果、会社からの評価は上がりました。
評価されたことで、「もういいかな」という気持ちになり、会社への未練はなくなりました。
辞めるときに惜しまれる人材でないと、他にいっても通用しないだろうと思っていたので、そこがクリアできたのです。
その4:エンジニアはフリーランスになりやすい
あとはなんといってもこれですね。
エンジニアの場合、仕事の内容はほとんど会社員時代と変わらないのに、収入は大違いです。
さらに、エージェントに営業活動をアウトソースできる。
自分の力だけでは仕事を見つけることは難しいと思うので、エージェントがなければ、私はフリーランスになろうとは考えなかったでしょう。
フリーランスになって変わったこと
フリーランスになる前となった後で大きく変わったのは、意識ですかね。
チームに貢献したいと思うようになった
なによりも仕事に対しての意識、取り組む姿勢が変わりました。
会社員時代は、何をしていても会社のために働かされている気持ちになってました。
参画するプロジェクトも、会社から一方的に決められます。
それに対してフリーランスになると、自分で参画するプロジェクトを選べますし、企業側から選ばれたことにもなります。
また、仕事の出来が自分の評価に直結し、その後の営業活動にもつながります。
そのため、自分の行動に責任感が生まれ、さらにはチームに貢献したいという気持ちも生まれました。
会社のために仕事をしている状態から、自分のために仕事をしている状態になったのです。
会社を辞める前にやるべきだったこと
フリーランスになってから、会社員時代の自分の姿勢に後悔してることもあります。
技術の勉強を続けておくべきだった
先述した通り、私は就職して2年目のときにすでにやる気をなくしていたので、技術の勉強をそこでストップさせちゃいました。
なので、私は自分の技術力に自信がない状態でフリーランスになりました。
3年目からアサインされたプロジェクトでは、技術力の高い先輩と同じチームだったので、その方の技術力を盗めてたらよかったなあと、今頃になって後悔してたりします。
自分の技術力に自信がないと単価交渉で気が引けてしまうこともあるので、自信はあるに越したことはありません。
フリーランスを考えている方は自分の強みを見つけよう
私の場合、技術力はありませんが、チームマネジメントや管理業務については会社から評価されていたので、それは少しだけ自信がありました。
フリーランスを考えいてるエンジニアは、会社にいるうちに自分の強みを見つけておきましょう。フリーランスは即戦力なので。
フリーランスになってからも続けていること
フリーランスになったからといって、生活ががらっと変わったわけではありません。
会社員時代から続けていることも、もちろんあります。
趣味の落語
落語はずっと続けていきたいと思っている趣味です。
なので、エージェントから案件を紹介してもらうときも、勤務地や退社時間について希望を通してもらってました。
私の中では優先度が高い事項ですね。
貯金・投資
少額ながら、会社員時代から貯金したり投資信託を買ったりしてましたが、これも続けています。
フリーランスになって収入が上がったので、貯金も投資も額は増やしました。
シンプルライフ
フリーランスになって収入は増えましたが、生活レベルは変えていません。まだ会社員時代と同じ、家賃52,000円のアパートに住んでます。
収入を増やすだけでなく、支出を減らすことを意識し続けることで、可処分所得が増える。
増えた分は、自己投資だったり、貯金や投資だったり、自分の判断でお金を使います。
私の持論として、フリーランスエンジニアとシンプルライフの組み合わせは最強だと思ってるので、それを実践しているのです。
収入源を増やすために始めたこと
フリーランスになって、月収が会社員時代の倍以上になりました。
ただし、この状況が何年も続くわけがありません。
なので、収入源を増やすことを意識するようになりました。
ロボット&プログラミング教室の先生
収入源を増やすのと、仕事の幅を広げたいという気持ちもあり、4月から都内にある小学生対象のロボット&プログラミング教室で副業も始めました。
やってみたいからといって、いきなり転職するのは危険ですが、フリーランスなら空いた時間で副業から始められます。
この副業は楽しかったのですが、拘束時間が長くて他のやりたいことに時間を使えなかったので約1年経験してから辞めました。
ブログ執筆
それと、スモールビジネスとして7月からブログも始めました。
アフィリエイトの記事を書き始めたのは8月からですが、3ヶ月経ったあたりから、ようやく収入が入ってくるようになりました。
フリーランスエンジニアの場合、自分の経験を元にアフィリエイト記事を書くことができるので、取り組みやすいビジネスだと思います。
まずは安定して月5万円ほど稼げるレベルを目指しています。
Webアプリ開発の勉強
これも収入源を増やしたいのと、自分の幅を広げるために、9月からプログラミングスクールでRubyの勉強を始めました。
スクール卒業後は、スクールから紹介してもらえる副業案件で経験を積み、いずれはCODEAL(コデアル)のサービスを利用して、リモート副業を始めたいと考えてます。
私はRubyを勉強する環境として、DIVE INTO CODEを選びました。
フリーランスエンジニアとしての今後の目標
正直なところ、具体的なキャリアパスを考えているわけではありません。
とりあえず、2022年、40歳になるまでは、今のように常駐型フリーランスとしてJava案件の仕事をしていくつもりです。
いま収入源を増やすためにやっていることがメインになるかもしれないし、また新たな選択肢が出てくる可能性だって十分にあります。
自分のやっていることに誇りを持つ
何をやるにせよ、自分がやっていることに誇りを持てるようになりたいと考えてます。
やってて誇りが持てることであれば、お金を稼ぐ手段は何でもいいのかもしれません。
誇りを持っている人はかっこいいです。
たとえば、漫才師(絵本作家?)のキングコングの西野さん。
最近は全く追いかけてませんが、昔から好きな方で、相変わらず私の憧れですね。
まとめ:フリーランスになってよかった
以上、フリーランスエンジニアとして1年が経過したタイミングで振り返ってみました。
私の場合はとにかく会社員でいることがイヤでしょうがなかったので、会社を辞めてフリーランスになって正解でした。
気が楽になりましたし、これまで以上に自分の行動に責任感も生まれました。
一年間、安定して同じプロジェクトで働き続けることができたことに感謝ですね。